たわごと その6

大阪ショーレポート番外編(仕事もしないで大阪漫遊記)

大阪の自転車ショーを見るために、大阪に行った。
しかも、市内のJRや地下鉄に乗るのは15年ぶりかもしれない。
生まれてこのかた、ずっと東京で育ってきた私にとってはやはり大阪は異文化圏であった。
地下鉄の話
大阪では、市内での移動は地下鉄がとても便利であった。
大阪の友人が、「大阪は地下鉄が便利やで」と教えてくれたことに納得出来た。
しかし、地下道の案内は非常に不親切だと思う、私は田舎もん(大阪から見て)なので、なかなか目的の乗り場にたどり着けない。梅田の地下は最悪に分かりにくかった。
それプラス、チケットの買い方がすごく難しい、「梅田」から大阪自転車ショー会場に近い「中ふ頭」までのチケットを買うのにえらく悩んでしまった。
案内が不親切でどのボタンを押していいのか判らなかったからである。
私の困惑が原因で長くなってしまった列の誰もが、私に文句を言わなかったのは、多分、このチケット販売機のでの買い方の難しさを自他共に認めているからに違いない。
もう一つ驚いたのが地下鉄の初乗り料金。なんと一区間200円もする。
東京の地下鉄は初乗り160円なのに、この格差は何?
「梅田」から「中ふ頭」まで、距離で17キロ弱なのに片道480円はぶっとびである。
やっぱり、大阪は知事さんがアレだから、財政が困窮して市営料金が高くなってしまうのかしら?・・・
話は違うが、昔、阪急電車に乗ったときに、ドアのガラスに「指つめ注意!」と書いてあってドッキリした覚えがあり、今回もそれに少し期待を持って地下鉄に乗ったが「開くドアにご注意」と書いてあるだけだった。フツーである。大阪らしく?なくて残念だった。
その他に、地下鉄車内で見て面白かったのが、
「プラットホームの端を歩かないとか、無理な乗車をしない、車外に物を捨てない、窓から手を出さない、あげくに他人に迷惑をかけない・・」なんて書いてあるパネルが車内に貼ってあったこと。これが一般の常識人の目に付くところに貼ってあるのは、すごく失礼なんじゃないのかな?
最後に激笑もんだったのが、「阪神ファン専用」って大きな見出しが書いてある、黄色いテレビ(¥19,800)の広告。「勝利への準備はもう始まっている・・・」ってコピーはもう最高で、お腹が痛くて思わずデジカメも手ブレしてしまった・・・。
お好み焼きの話
大阪といえば、くいだおれ。(くいだおれって何だ?
大阪に来たら、お好み焼きでしょってことで、大阪の友人に連れられてさる有名なお好み焼き屋さんに行った。案の定、中は満席状態。
しかし、並んでいる人間もいないし、一組席を立ったので、少し待てば食べられるのかなと思い、もうじき食べれますかとたずねると「今混んでるから、座るまで30分待ちやで」と全く愛想のない返事。
その後の応対も非常に高慢なので、大阪の友人がついにキレた。
バリバリの大阪弁で啖呵をきって店外へ。彼が何と啖呵をきったのか私にはよく解らなかった。(大阪って外国だ・・言葉が全然違う・・)
東京にも、しゃべると怒るラーメン屋とあるが、こういう店はいくら旨くてもそのうち滅びるに違いないと思った。
2件目は無事にすぐ座れ、早速お好み焼きと、初挑戦のネギ焼きを焼いてもらう。
一枚千円ほどするが、その厚さと大きさを見れば納得で、食べてみたら先ほどの店の件はすっかりぶっ飛ぶほどの美味しさであった。(また、ネギ焼き食べたい・・・)
ところで、大阪の人は、小さいヘラで鉄板からお好み焼きを直接食べるが、スーパー猫舌の私はあのまねが出来ない。
昔、やはり大阪で見栄を張ってヘラで食べ、思いっきり唇と舌をヤケドし、涙目でパニックに陥っているのを友人に笑われて以来、あのヘラは使うまいと心に誓った憶えがある。
今回も一人で梅田の地下の「ぼてじゅう」の前を通ったときに、猛烈にお好み焼きが食べたくなった。しかし、カウンターに座っている人はみんなヘラで上手に食べていた。
その中で一人だけ「すいません、割り箸ありますか?」っていうのは非常に格好が悪い。少し悩んだが、結局横目でその前を通り過ぎるしかなかった。(ああ、私は小心者だ・・・)
今度大阪に行ったら、アザヤカナへっぽこ焼きと、辛口ドラゴン焼きをヘラで食べることにしよう。
心斎橋から難波あたり
友人が案内してくれると言うので、初めてミナミを歩いてきた。
地下鉄の心斎橋駅で降り地上に上がると、いきなり現れた有名なブティックとやたら広くてきれいな道路。しかし、道路標示には御堂筋と書いてある。やたらと小綺麗である。
「こんなの大阪じゃない!」と友人にジムビーム風にいうと、一本裏の心斎橋筋に入ってくれた。
これこれ、この賑やかさ!土曜日の午後ということもあって、その道は、ゴタゴタとすごい人混みである。東京でいうと渋谷の109あたりか新宿の歌舞伎町、しかも、誰も標準語をしゃべっていない。(当たり前か・・)
心斎橋筋から、ナンパ橋と呼ばれている戎橋(えびすばしと読む)へ向かっていくと、人がどんどん増えてくる。慣れてくると大阪弁も心地よい、やっぱり外国にいるみたいだ。
戎橋は、例のグリコの大ネオンサインをバックに従えて、これまた凄い人混み。
定員オーバーで橋が落ちるといけないので、そそくさと戎橋を通り抜け、くいだおれで有名な道頓堀へ、もう完全に観光客になりきって人前でバリバリとカメラを写す。
東京の盛り場では絶対こんな真似はできない。
勢いで吉本興業の本拠地のあるNGK難波グランド花月まで足を延ばし、そこの吉本クラブでしこたまくだらないお土産を買いあさった。
人いきれで、さすがに疲れのども渇いたので喫茶店へ。
アイスティーが飲みたかったのであるが、ふと、くだらない心配が過ぎる。
このままアイスティー下さいってオーダーして通じるのだろうか?
アイスコーヒーのことはよく大阪では「レイコ」と呼ぶではないか。それでは「レイティ」って呼ぶのが正しいのだろうか。それとも「レイチ」??
そうこう悩んでいるうちにウェイターが来てしまった。
「あのメニューのコレ下さい」とメニューを指さし注文する私・・・
(ああ、私は小心者だ・・・)
大阪では・・・

オネーさん達の服装が比較的地味である。でも、センスはイイ!
東京のパツキンガン黒の女の子に比べれば、どんなオネーさんでも地味になっちゃうのだろうが、意外な展開であった。スキー場に行くと関西の人はあんなに派手なのに、何故?
しかも、靴屋では売っていたが、上げ底ブーツを履いているオネーさんもほとんどいなかった。東京の娘達よ大阪を見習え!!

タクシーがみんな黒い。
本当である。二日目にして大きな交差点で信号待ちをしていて気付いた。
お〜!タクシーがみんな黒い。たまには別な色のタクシーもいるが、圧倒的に黒が優勢である。オセロであれば先手完勝って感じである。
誰かこの理由を教えて欲しい。

みんなタイガースファンである。
よく分かんないけど、どうなんでしょ?街を歩いていて、あちらこちらにタイガースに関係しているモノによく出会った。きっと、大阪の人はタイガースに特別な思い入れがあるに違いない。
ちなみに、大阪の友人も大の阪神ファンである。従って今回は一言も野球の話題は出さなかった。何故なら大阪での優秀なガイドを失いたくなかったので・・・

みんな美食家である。
確かに、私の知っている範囲の大阪人は確かにみんな美食家である。
ただし、私は今回、こんな人に遭遇してしまった・・・

大阪ショーの初日、私を乗せたひかりは午後1時ちょっと前に新大阪に着いた。
車内で11時過ぎから騒いでいたお腹を落ち着かせるために、駅のレストランに入った。あたりさわりのないビーフカレーを注文し、トレーを持ってカウンターに座った。
私が座るのとほとんど同時に、かなり体格のよい人が隣に座った。
彼のトレーには、スパゲティーミートソースと、キツネうどんデデンとのっている。(結構大盛りなのに良く食えるな〜)なんて感心して見ていると、彼はおもむろに、スパゲティーに粉チーズををかけだした。彼はひたすら粉チーズをかけ続け、ミートソースを深々と粉チーズで埋めてしまった。そして、次に彼はその粉チーズにタバスコをかけ続けその表面をタバスコ色に染めてしまった。
悪夢のような状況に、私はカレーを食べるのを忘れ、心の中で叫んだ・・
(うわ〜やめてくれ〜!見ているだけで気持ちが悪くなる・・)
(うわっ喰うな〜そんな気色の悪いもん!お願いだから口に入れないでくれ〜・・あっ食べた〜・・・しっしかも大口開けて・・)
彼は、その直後かかってきた携帯にバリバリの関西弁で答えながら、さらにバクバクと食べ続けた・・。
もちろん私はその時のカレーの味を何も覚えていない。



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