たわごと その苦

abcカップ参戦記
いや〜、久方のレースであった。
3月のレース以来、8ヶ月ぶりのレースである。
ホビーレースとはいえ、レースはレース。エントラントのハートはみんなホットである。
走り出してしまえば、気持ちはエリートだろうが、ド素人だろうが関係ない。
ぶわっと、身も心も燃焼できるからレースは楽しいのである。
しかし、今回のレースは本当にキツかった・・・

3月のレースは、例年にない十分なスキーの滑り込みのお陰もあって、なかなか快調にレースを楽しめた。(内心、「俺ってまだまだいけるじゃん」とマジメに思った)
が、今回は何といっても、最近自転車にマジメに乗っていないという現実が、ドドンと自分の前に最初からたちはだかっていたので、自分にもさほど期待はしていなかった。
しかし、イメージと現実との差があまりにも大きいとショックはデカイものである。

う〜んム・・確かに最近はホームページにかまけてたからなぁ・・・(言い訳その1)
走りに行こうとすると天気が悪かったし・・・(言い訳その2)
レースの前に誕生日が来て突然老けちゃったし・・・(言い訳その3)
前の晩に11時半まで日本酒で盛り上がってたのが悪いのかナァ・・・(論外)

仕事をホッポリだし、天井に吊って1年半熟成させていたRocky Mt.のVertex t.o.のフレーム(当然マイフレームである)を下ろし、自慢のRocky MtのTi Boltからパーツを移植しだしたのは、レースの前々日。
レース前日、移植及び調整完了。
レースの前に湧き起こる何かが自分をそうさせた。というと聞こえがいいが、やっぱり年を取るとつい道具に頼っちゃうんですね。しかも、物欲的に。
まぁ、今回のこのフレームチェンジにはちゃんと意味があったんですけどネ・・・

店主自慢のRocky Mt. Ti bolt
このフレームも店主のミュージアム入りか
店主のニューウェポン Rocky Mt. Vertex t.o.
現役時代は以外に短いかも?

レースの中盤、息はあがっていないのに、フラットの直線で思い通りにスピードが伸びない。あれ〜おっかしいなぁ? 脚力もろ落ちかなぁ何て思いながら、ギャップでスタンディングをとった時、左のふくらはぎが「ピクピクッ」と意志と関係なくヒクツク
やっべー!つるかもしれな・い・い・痛って〜!つった〜!
レース中に足がつるなんて最悪である。
スピードがガクッと落ちる。
弱った子羊にハイエナたちは容赦しない。
うわぁ〜バリバリ抜かれる。くやし〜 でも 痛て〜 「ピクピク」「ツ〜ン」
「そうだ!こういう時は、ふくらはぎを伸ばすのだ」と思いだし、つま先をペダルに押しつけて、足首を思いっきり曲げようとしたがうまく曲がらない・・・何故?
ん?ペダルをこぎ下ろしたときに膝が思いっきり曲がっているではないか!
足が伸びた?・・イヤそんなバカな!もう一度自分のポジションを確認する。
うわぁ〜サドルがメチャメチャ下がってるではないか!
「しまった、シートポストの締めが甘かった」・・・なんて気が付いてももう遅い。
左足のふくらはぎは先ほどからずっと「ピクピク」「ツ〜ン」を繰り返している。
オールジャパンのレースならまだしも、ホビーレースで足つりリタイアだなんてことは
一緒に来ている常連達の手前、店主として許されない事なのだ。
後で何を言われるかわからない!
(「サドル下がってるのに気が付かないの?」「バカじゃん」とか・・)
どこかで、アーレンキーを借りて調整しようか?いや、これ以上遅れを取ることは出来ない。などと自問自答し、苦し紛れにギアを軽めにして右足オンリーでペダリングをする。(こういう時に、ビンディングのありがたさを再認識するのよね)
あまり人に見られたくない表情で300メートルほど走ったら、左足の「ピクピク」「ツ〜ン」はだいぶ治まった。
ラッキー!ちょっとペースを上げるか!
うっ痛て!げっ今度はみっ右の膝が・・・・

結果、完走。73人中48位・・・
マウンテンバイク屋の店主たるものが、体たらくであった。(ほんと、モンキーの今泉さんの爪の垢でも頂きたい、彼は前後シングルで走っていたのよね)

しかし、今回はこれでいいのだ。
今回のレースの前半で、フレームの調子はつかめた。
私は、週明け早々、オーダーシートに細々としたデータを記入し、A&Fの北チャンのもとにファックスを送った。
そう、SEVEN のオーダーシートを・・・。

皆さんは憶えているだろうか?
たわごとその6「大阪ショーレポート番外編」の中の地下鉄内の「阪神ファン専用」テレビの広告チラシの話を。

その中の必殺コピーが今私の中でしっかりと浮かび上がる
「勝利への準備はもう始まっている・・・」



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