たわごと その18
ぼくのSEVEN その2
2月に私の手元に届いたTERESであるが、フレームがフレームなだけに、やはりパーツにはある程度コダワルつもりであった。
当然、カタログ本や諸々を広げまくり、あーだこーだと、パーツ選択に延々と悩んだのはいうまでもない。(とても楽しい一時であった!)
途中、取りあえず手持ちのパーツで組んでしまえ〜なんて、悪魔の囁きが何度か聞こえたりしたが、ここはやっぱり大人としてじっくりと腰を据え、待つという悦びを噛みしめながら全てのパーツが揃うまで組むのは待とうと決心した私であった。
やはり、決めるときはバシッと決めたいではないか。バシッと!
その後、組み上げるためのパーツが予想外に揃わなかったため、私のTERESはずっと壁掛けバイクとして、M.D.S.の壁を暖めていたのであった。
そんな4月の初旬、ついに核となるパーツ、フロントフォークが突然入荷してきた!
そう!こいつは外せないと思っていたMANITOUのMARS CLがやっとのことやって来たのであった。
グラグラグラ(心の揺らぐ音)・・くっ組もうかな・・・
いやっ、人間辛抱だ!初志貫徹!あんなに悩んで決めたのではないか!ん!
でも何気なくフォークに目がいってしまう・・・フレームの回りを歩き回る。
グラグラグラ(心の揺らぐ音)・・・くっ組んじゃおうかな!
んっ!人間無理に我慢をすると体に良くないし、心も荒む。
ということで、ここは一気にGO!をかけるか!
(やはり私には堪え性というものが無いらしい・・・)
この週の週末が店のツーリングだったというのも、大きな引き金となった。
本日の厳選素材
下の写真が、今回の料理に使った厳選素材である。
それぞれのパーツをクリックすると別ウインドウが開くので見て頂きたい。
調理開始
ツーリング日の前日の土曜、雨という天候に恵まれて?か、午後2時過ぎに客足がいったん途絶えた。
ここぞとばかり、TERESにパーツを組み付けていく私であった。
KINGののロゴの位置に注意しながらヘッドセットを注意深く圧入する。フォークのコラムに下玉押しをスライドハンマーで打ち込み、そのフォークをフレームにセットする。
CROSS MAXにビード部を水で濡らしたMICHELINをタイヤレバーなし(これが大事)で組み付ける。慣れないと結構大変である。
ポンプで一気にエアを注入するとチューブが入っていないのにみるみるタイヤが脹らんでいきキレイにビードが定位置にはまる。ちょっと不思議な光景である。
多分この時の私は何を言われてもニコニコしていたにちがいない。
後はグワーッとそれぞれのパーツをアッセンブルし、完成したのが午後7時ごろであった。キャサリン、シゲボン、そして雨さんありがとね。
試食タイム
日曜日は、久しぶりのM.D.S.ツーリング。
場所は神奈川県の津久井湖の下、三増峠周辺。
相模川に架かる高田橋の河原に車をデポし、舗装路と林道を合わせて周回約30キロほど走るスケジュール。初心者でも十分楽しめるコースである。
実際、今回のツーリングでは3人参加した女性のうち2人が初心者であった。
東京を出た時まで降っていた雨も予報通り午前中に上がった。雨は上がってもダートのコンディションは推して知るべしである。
組み上げたばかりの新車をそんな状況で走らすのはとても切ないが、条件の悪いところでテストしてこそ、本当の意義がある。(おもいっきりの強がり!)
みんながツーリングの準備をする中、ピッカピカのTERESをしばし眺め、意を決して試乗する。なにせ、昨日はざんざん降りのため全く試乗していない。
タイヤのエア圧を2.5気圧ぐらいにして大きめの石がころがる河原を走ってみる。オーオー!イイ感じ、調子をこいてスピードを上げた後、ブレーキングすると、ギョエ〜ッとダチョウの首を絞めるようなブレーキ鳴き、一発目ってこれよくあるのよね・・・・
ツーリングはいつもの通りのワイワイ気分。
途中、シゲボンと山さんの登り勝負(シゲボンの圧勝)があったり、桜の花びらの絨毯を走ったりと、とても楽しいツーリングであった。
インプレッション
私のTERESは完成車の状態で車重約10.5キロ。なかなか良い具合に仕上がった。
ポジションはもちろん自分用にオーダーしたのだから申し分ない。普通に乗車した状態でのペダルの位置が絶妙でペダリングがとても快適であった。
乗り味はマイルド。しかもペダルを踏んだ分シャキシャキと前に出るので、登りで自分のアベレージスピードを維持するのが容易である。
ハンドリングはオーダーした通り、クイックでもなくダルでもなくとても素直である。
リアサス付きのクロカンバイクのアドバンテージであるリアのグリップも、軟らかめの轍を斜めにクロスした際にしっかりと感じることが出来た。これにはチューブレスタイヤの恩恵もあると思うが、TERESのリアユニットがもたらす必要最小限のリアトラベルの効果がしっかりと出ているのだと思う。
MANITOUのMARS CLもすごくイイ感じ!溝なんかを跳び越えたときの着地感がポワッという感じでダンパーの効きが素晴らしい。
本来なら、このフォークとフレーム、そしてチューブレスタイヤの恩恵を得て林道の下りを楽めるはずだったのだが、途中でちょっとトラブルが発生。
途中いくつかの短い下りは快適だったのだが、峠を登り切った後、リアからなにやらコツコツと音と小さい振動を感じるようになってしまったのだ。
原因はリアユニットの動作不良であった。途中跳ね上げた泥水がユニットの動きを悪くしてしまったのである。
エラストマーを内蔵するTERESのリアユニットは、初期のMANITOUフォークのように雨が進入すると動きが極端に悪くなるらしい。
1回目のツーリングで泥んこになった我がTERESフレームがチタンの素材色だと泥が乾くと目立ちにくい
。
もしかしたら、一回内部チェックのためバラしたリアユニットの組付けが甘かったのかもしれない。いずれにせよ、このユニットにはフォークブーツを付けてやった方が良さそうである。
てな感じで、私のTERESの出来は、途中生じたトラブルの分を差し引いても十分満足できる仕上がりだった。
乗っていて楽しく、どこまでも遠くに行けてしまいそうなバイク。
それが、このTERESに感じた私の印象である。
今後も、目新しいパーツをこのバイクにのせていろいろとインプレッションをしてみたい。