店主のたわごと その29(ニク)
「ダウンヒル強化合宿 01年初秋」
現在の店長専用DH主力戦闘機「Rocky Mountain RM7」をおろしたのが今年の5月。
マシンに特に不満は無いものの今ひとつ何か気持ち的に乗り切れず、忙しさを理由にDHにかまけていなかった今シーズン。自ら「いちびりダウンヒラー」を名乗りつつも、これじゃーいけないと思っていた矢先に彼のY氏より「ダウンヒル合宿やりましょうよ」というお声がかかったのでありました。
さて、私的に今シーズンのダウンヒルは例年になく絶不調。
何故そうなってしまったのか?
それにはとにかくそれなりの理由があったのでありました。
今シーズンの不調の原因の一つは、先ずは現在のマシンへの慣れ。
過去3年間に渡り活躍してくれた「INTENSE M-1」は日本のフィールドには若干不向きながらも、素晴らしいポテンシャルを持ったマシンで、リムジンが如く岩岳を、そして富士見パノラマを満喫させてくれたバイクでありました。それに比べて「Rocky Mountain RM7」は軽快な小型戦闘機の様な乗り味を持ったマシン。比較的鈍重な曲がり味に慣れてしまっていた私には、このマシンの軽快な操作性に馴染むのは、予想以上に大変だったのでありました。
もう一つは、昨年から引きずっていた「失敗ジャンプ」へのトラウマ。
昨シーズン、ひょんなことから、長年慣れ親しんだビンディングペダルからフラットペダルに切り替え挑んだ富士見パノラマの1本目、Bコースのゲレンデ出口でのジャンプで足がペダルから外れ横を向いたまま大転倒(大変、痛うございました)、続いて2本目、今度はAコースのドロップオフを飛び出した瞬間に再びペダルから足が外れまたも横を向いたままのサヨナラジャンプ(メッチャ痛うございました)。
その後、ペダルをビンディングに戻したことはいうまでもありませんが、ジャンプへの恐怖心は心の中にしっかりとトラウマとして残ってしまったのであります。
とまぁ、ここいら辺のスランプの原因を払拭するにはイイチャンスかなということで、ダウンヒル合宿に参加することになったのでありました。
今回のダウンヒル合宿は、変則2泊3日の行程。企画発案はY氏、幹事はあのデッカイ、ダンク・トクツくんでありました。火曜日の夕方出発で現地入り、そして水曜日木曜日の2日間たっぷりDHを楽しんじゃおっていうのが主幹なのですが、この二人がツアコンですから当然の如くツアーオプションがたくさん付いていたのでありました。
今回のメンバーは前出の2人プラス、キツキ氏(どちらかというと下りより登りが好きなプログラマー)、シゲキチくん(仕事嫌いな仕事虫?)そして私を含めた5人。
火曜日の夕方6時、若干仕事を早く切り上げ、途中Y氏をピックアップして私達は長野へ向かったのでございます。
スタートが遅かった分、夕食は中央道の談合坂パーキングで地味に済ませ、最初に何処に向かったかというと、何とそこは「リゾナーレ小淵沢」という八ヶ岳にある高級リゾート施設。最初のオプションツアーはここのスパ&プール「イルマーレ」だったのであります。 |
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(う〜ん通りで水着を持ってこいと言っていたわけだ)
「俺達はいったい何をやっているのだ?」という何の疑問も持たず、波の出る豪華室内プールで無邪気にはしゃぎまわり、ジャグジーやサウナで身体を癒す私たち。
しかし、ゴージャス気分は長くは続きません。ここのホテルに泊まるほどの金銭的余裕を持たない私たち一行は、一路宿泊先の「ジェネス八ヶ岳」へ向け再び出発したのでありました。
宿へのアプローチの途中、身体のデカサのわりに気の小さいダンクトクツくんを脅かしたのがこの電話ボックス。何の照明もない広域農道沿いにぽつんと緑に怪しく光るこの電話ボックスはいったい誰が使うのでありましょうか?
摩訶不思議であります。
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今回の宿はMTBマガジンで紹介されていた「ジェネス八ヶ岳」はまだ出来たばかりでピッカピカのお宿であります。
学生達の合宿でよく利用されるらしく、今回も女子大を含め(じゅるっ)いくつかの大学の体育会が合宿を張っておりました。
さて、宿に着くやいなや5人中4人がバッグから取り出してテーブルに置いたものは、な〜んとアップルのパワーブック。テーブル上で4方から向かい合ったこの風景はまさに異様、はっきり言ってふつーではありません。「俺達はいったい何をやっているのだ?」という何の疑問も持たず、各自キーボードを打ち出した姿をもし他人が見たとすれば、それは例の電話ボックスより怖かったかもしれません。 |
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二日目のの朝、天気は曇り。
前夜からの現地入りということで朝、余裕をかまし過ぎたためか、この日パノラマに着いたのは午前9時半過ぎ(もうゴンドラ動いてるじゃん!)。
先ずはベースを設営ということで各自のバイクを車から下ろしタープを張り、テーブルとイスを出し、その上にパワーブックを並べメールをチェック・・・(む〜ん何か変だ)、とにかくその後は、何事もなかったように身支度を整えゴンドラに向かったのでありました。前日の夜断続的に降った雨の影響でしょうか、この日のパノラマのコース状況はマッディ。先ずはB〜Aという慣らし走行から始めたのですが、私にとっては今シーズン始めてのウェットコンディション。 |
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今年かなりこのパノラマに通っている同伴のメーンバーにとっても久しぶりのウェットコンディションでだったようで、皆さん滑る路面にかなり閉口状態。ところがそんな中、私は以外と普通に走っていたのでありました。
私の場合、下手は下手なりに長年のキャリアという強い武器を持っているので、滑る路面が他のみなさん程怖くないんですね、何んでだか。身体が滑る路面に勝手に対応しちゃうから、ドライの路面の時のスピードよりちょっと遅いぐらいのスピードで走れちゃうのであります(絶対スピードは遅いんですけど)。
恐るべし、オヤジのキャリアパワーってやつでありますね(経験値=082P)。
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この日の路面は結局1日中マッディのまま、お陰で走り終わった後のバイクの状態はご覧の通りでありました。さて、そんな疲れた私達を途中で癒してくれたのが、この日やはりヒドイ目にあっていたキツキ氏がいれてくれた挽きたてのコーヒー。持参したコーヒー豆をミルでゴリゴリと挽き、やはり持参したドリッパーとポットでいれたコーヒーは専門店顔負けの味と香り。
富士見パノラマの駐車場であのコーヒー、ちょっと贅沢な時間でありました。
さて、日帰りダウンヒラーのようにセコセコしない私達は切りの良いところでその日のDHは終了。
とっととベースを撤収し、温泉に向かったのでありました。
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私達がよく使う温泉はこの日が定休日ということで、この日は新たな温泉を求めて遠征することになりました。
彷徨うこと30分強。
いやいや全く何にも無いところや、ありそうもないところに忽然と現れるのが最近の公共温泉。しかもほとんどがキレイで新しい。「河原の湯」という今回利用した温泉も何でこんなところに?というような温泉でありました。こぢんまりとしていながらも、フレンドリーでキレイ、好きですなぁ最近の日本の公共温泉。
ダウンヒルして温泉に入ったら、残されたツアーオプションはやっぱり焼き肉であります。八ヶ岳の原村ににある「北上里」は私達の常用焼肉店。 |
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ここの名物というか私の大のお気に入りは「骨付きソーセージ」と「原村サラダ」ア〜ンド「牛丼」であります。
巨大な「原村サラダ」を数人で分け、プチュッと熱い肉汁が飛び出る危険かつ美味な「骨付きソーセージ」を喰らいつつ生ビールをグイッとあおる。
仕上げは薄切りサーロインステーキに目玉焼きが乗った「牛丼」。これがホントに目茶上手いんであります。(あっよ、よだれが・・・)
この日は満腹感と程良い疲労感であっという間に寝入ってしまったのは言うまでもございません。 |
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ダウンヒル合宿最終日。
この日は和歌山出身のダンクトクツくんが発した「うぉ〜っメッチャ晴れとるやんけ!」というバカデカイ雄叫びで飛び起きてしまいました。
この雄叫びは「ジェネス八ヶ岳」の宿泊者が皆目覚めてしまう様な凄まじい大声でありました。私なんかいまだに耳がキ〜ンとしっぱなしであります。(冗談)
ダンクトクツくんのお陰で早起きした私達は、前日より1時間も早く富士見パノラマに到着することが出来ました。
この日は到着早々「MTBマガジン」の取材で来ていた編集のアオちゃんとヤンズに遭遇。
TREKのニューDHバイク「DIESEL」のインプレッション取材に来たとのことでありました。 |
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今年のアライのワールドカップで初登場した「DIESEL」ですが、ほぼプロダクトモデルとして見るのは今回がお初。
取材の後で少し乗せてもらったのですが、この「DIESEL」に搭載されているCTE(Chain Torqe Eliminator)デバイスの効果は抜群!8インチもリアトラベルがあるのに漕ぎ出しのペダリングロスを全く感じないなんて、まさに驚きであります。
う〜バイクの進化は止まらない・・・要チェックの02DHモデルであります。
さて、そこそこの天気に恵まれたパノラマでありましたが、日の当たらない場所は相変わらずスリッピーなコンディション。 |
| そんな中、前日から徐々に調子を取り戻しつつあった私は「 RM7」の乗るべきポイントがやっと掴めてイイ感じ。さらにジャンプへのトラウマも何度かジャンプしているうちにほぼ解消してしまったのでありました。シーズンの終わりが見えてきた段階に調子が戻ってくるなんて・・・まぁこんなもんなんでしょうね、トホホホ。 |
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最終日は皆さんそれなりに満足いくまで走ったというところで、やや早店終い。
この日は温泉に入ってリフレッシュした後、
「アウトレットでヒヤカシちゃおう」&「うんまい焼き肉屋を見つけよう!」という更なるオプションを楽しんで参りました。
先ず、ダンクトクツくんの再三のリクエストにより実現したオプションツアー「アウトレットでヒヤカシちゃおう」の舞台になった場所は「リゾートアウトレット八ヶ岳」。
ここのアウトレットの品揃えはなかなかのもの、かなり心を動かされるものもありましたが、私は何とかヒヤカシで済ますことが出来ました。
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さて、同行のシゲキチ君は当初このアウトレットに寄ることを何故か反対していたのですが、ここのアウトレット内のABCマートでダンクトクツくんとシゲキチ君は二人でお買い物をしてしまいました。要はアウトレットに行ってしまうと自分が何か衝動買いをしてしまうってことを自分自身でよく判っていたんですね、彼は。フムフム
で、ファイナルオプション「うんまい焼き肉屋を見つけよう!」というミッションを受けてチャレンジしたのがこの「但馬屋」さんであります。
アウトレットに行く前に一度寄って営業時間を確認して再び戻ってみれば、何と満席!しかも、外に人が並んでいる・・・オーマイッガッ! |
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しかし、「こんな場所で人が並ぶなんてきっと美味しいに間違いない」というシゲキチ君の鋭い意見を汲み並ぶこと30分、結果としてシゲキチ君の選択は大正解でありました。
美味かったであります、この焼き肉屋さん。特に美味しかったのがこれ!サーロインの厚切り焼き肉(100gで\1,800、でもこの日は\1,500)でありました。ミディアム加減に焼き上がったところに粗塩をちょいと振りかけて頂くともうこれが絶品。うむむむ・・・
そして、私がこのお店で初めて出逢い飲んだお酒がJINROの「眞露チャミスル」竹炭で濾過したマイルド焼酎のとのこと。小さめのお猪口でストレートで頂くのですが、ちょっと甘めで焼き肉との相性が抜群でありました。
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仕上げは石焼きビビンバ。私的には器がまだ熱いうちにガ〜ッとかき混ぜて器の内壁にぎゅーっとご飯を押しつける。こうするとお焦げがいっぱい出来て美味しいんですねぇ〜
「俺達はいったい何をしに行っていたのだ?」 |